2014年W杯日本代表にJリーグ川崎フロンターレに移籍一年目で得点王に輝いた大久保嘉人選手が選ばれました。
当然といえば当然なのですが、選手選出には保守的と言っていいザッケローニ監督が選んでくれたのは正直ホッとしています。
私個人は大久保嘉人選手はとにかくキャリアに恵まれなかった印象があります(メンタル面での問題で棒に振った感も否めませんが…)。
そんな大久保選手を今回は特集したいと思います。
大久保嘉人のプロフィール
身長: 170cm
体重: 73kg
生年月日は1982年6月9日で2014年で32歳になります。
福岡県京都郡苅田町出身で小学校三年生からサッカーを始めたにも関わらず、U-12福岡県選抜チームに選ばれています。
国見中学、国見高校と進んだ大久保嘉人選手は高校3年生の時インターハイ、国民体育大会、全国高等学校サッカー選手権大会で全て優勝し、高校三冠を達成しています。これがサッカー経験者ならどれだけすごいかわかると思います。その中心選手だった大久保選手はまさに超高校級のバケモノと言えます。
複数のクラブの中からセレッソ大阪に入団した大久保選手ですが、はじめはスーパーサブ的な扱いでしたがすぐに頭角を現し、活躍します。
その後スペインのRCDマヨルカにレンタル移籍しますが、出場機会が多くなく完全移籍することは敵いませんでした。
帰国後、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸を経て、VfLヴォルフスブルクに移籍します。ここでオーバーヘッドシュートをして監督を切れさせたりしながら(…笑)フィジカルの部分を成長させていきます。個人的にはこのあたりから大久保選手は一段と体が強くなったように思います。
そしてまたヴィッセル神戸を経て現在の川崎フロンターレでの活躍です。
この活躍の秘密はやはりメンタル面の成長とチーム戦術とのフィッティングが良好なことだと考えられます。
特にレナト選手と憲剛選手との相性がいいですね。
大久保嘉人の長所
野生の狼的熱さ
大久保嘉人選手は激情型のプレーヤーでとにかく熱いです。デビュー時から大御所に噛み付く姿勢はテレビで見ながら爆笑したもんです。
しかしその熱さはFWには絶対に必要なもので相手DFに気後れしてたら点は取れません。
不要なファウルは勘弁ですが、その熱い姿勢にチームはチームを鼓舞し一つにするのです。
前を向かせた時の恐怖感
大久保嘉人選手はボールを貰い前を向くと何をするかわかりません。どこからでも打てる強烈なミドルシュートと速いキレのあるドリブル突破。またフィジカルも強く生半可な体の寄せじゃ止まりませんのでDFにとってはとてもやっかいな相手なのです。
また普通のプレーヤーと比べると思い切りがいいのでコースが空いた途端すぐにシュートしたり、囲まれてもドリブルしたり…とにかく相手DFに与える恐怖感はずば抜けてるでしょう。
大久保嘉人の短所
激情型のプレーヤーゆえ以前は試合中相手とのトラブルが絶えませんでした。わかりやすく言うと短気ということです。
まさに狼。まさに獣。
それはいい部分でもあるのですが、やはりW杯などで不要なカードを貰うのはいただけません。
しかし、最近この傾向はなくなりつつあります。本人も自覚していると思いますし、何より責任感が出てきました。
またフィジカルが安定したことで球際で無理をすることも最近ではなくなっています。
このへんは森重真人選手とかぶりますね。
管理人まとめ
今の日本代表にはこういう狼的な選手は本田選手以外いませんので、貴重です。またW杯経験者でベテランですので、遠藤選手と一緒に教育係としても有用な人材と言えるでしょう。
とにかく今の大久保選手は試合勘があり、ノってる状態なのでぜひ使って欲しいですね。また、チームに元気を与える選手ですので、先制された後など勢いが弱まった時に投入してもいいかもしれません。
個人的には今の日本代表の停滞感を打ち破る起爆剤になると信じていますが、はてさて…
