皆さんはランナーズハイと言われるゾーンを経験したことがあるだろうか。
このランナーズハイは走ることが好きじゃない人も一度でも経験すると走れない日が苦痛になる程の多幸感と中毒性がある。
ランニング、ジョギングを趣味としている人の中にはこのランナーズハイを味わう為に走っている人も多い。
しかし、この「うっはー!どこまでも行けるぜ!」なランナーズハイ状態はどうやったらなれるのだろうか。
今回の記事ではまだランナーズハイを経験してない人、または自分のランナーズハイはちゃんとできてる(言い回しがおかしいが)のか?という人向けにポイントを抑えて紹介したい。
そもそもランナーズハイとは?
ランナーズハイというのは、走り続けることで脳内に「β-エンドルフィン」という脳内物質が分泌されて長時間それが続くことで「ヒャッハー!」な状態になること。
このβ-エンドルフィンは神経伝達物質で脳に多幸感を与えてくれる。
モルヒネと同様の効果があり、「走ると脳内麻薬が出るんですわー」と言われる所以だ。
私も何度も味わっているが、ランナーズハイになるにはいくつか条件がいくつかある。
下記の条件を満たしてもならない時はならないし、走る環境にも左右される。
ランナーズハイを味わう方法
ここでは5つの方法を紹介しているが後々自分流に項目を増やしていってほしい。
あくまでここでは基本的なことを紹介する。
1. 疲れない速度で一定
走り方にもいろいろあるがゼーゼー息を切らせて走ってはダメ。ゆっくりでも良いのでとにかく疲れない速度で走ること。
疲れると頭の中が疲れに支配(?)されて多幸感どころか苦痛で仕方が無い。
有酸素運動やサーキットトレ目的ではなくあくまでランナーズハイを味わう為にはゆっくりのんびり長時間走れる速度で。
ただし体温が下がってしまうほどゆっくりではなく無理なく自然に速めに走ること(矛盾してるけどわかってほしい)
2. 止まらないほうが良い
信号待ちとかでいちいち止まってしまうと私の場合はランナーズハイにならない。
心拍や体温がその瞬間変化するからか、意識に雑念が入るのかはわからないが、リセットされる感覚に陥ってしまう。
ずっと止まらず走れる海岸線や河川敷などが良い。
もし自宅周辺がゴミゴミしてるって方は、車や自転車で少し静かな場(公園とか)に行ってから走ったほうが上手くいく。経験上初めて走る場所は景色も新鮮で楽しい。
この「楽しい」がエンドルフィン分泌に大いに役立つ。
夜しか走れなくて静かなところが怖いって方はルームランナーでも良い。

とにかく止まらないことを目指そう。
3. 音楽を聴くべし
音楽を聴くことでも多幸感を感じる脳内物質が分泌される。
その為音楽を聴くことでよりランナーズハイになりやすくまた伝わりにくいと思うがハイが「深く」なる。
ただ市民ランナーさんに多いのだけど爆音で聴きすぎているのか周りの交通状況や人の動きを察知できていない人が多い。
音楽はあくまで補助と割り切って、音を下げたり交通や人との衝突に気を配ってほしい。
多幸感を感じる為に走って不幸になっては…。本当お願いします。
4. 周りが騒がしくない方が良いかも
上でも書いたが周りがゴミゴミガヤガヤしてるところでは人と車に意識を割かねばならず、メンタルが無我の境地にならない。
熟練者さんはどんなところを走っても「ヒャッハー!」できるみたいだけど、私は無理。そういうのにブレないメンタルほしい。
静かな山の中が理想なんだけどアップダウンが体的にも心肺的にもきつすぎる。鍛えねば。
5. 走る時間をとにかく長く
これが一番大切。
走った距離とかはどうでもよくてとにかく長い時間止まらず走り続けること。
だからこそ疲れない速度なのだ。
私の場合最低でも一時間は走り続けないとランナーズハイにはならない。
その日に強いストレスなんかがあるとそれこそ二時間走ってもストレス原因が気になってしまいランナーズハイどころかローになることも)。そんな日はもしかしたらあと三時間くらい走ってヘロヘロになってクるのかもしれないけど…。
ということで最低一時間は走るべし。後はメンタル含めその日のコンディション次第。
偽ランナーズハイに酔うな!
「俺ランナーズハイ毎日キメちゃってるぜー??」
って言う人ほど実はそれランナーズハイじゃなかったりする。
音楽聴いて運動してる自分に酔っているだけで実際はランナーズハイでなかったりするのだ。
こればかりは自覚症状なのでどっちが正しいとかいえないけど、ランナーズハイがバチッとキまるとそりゃ半端じゃない。
多幸感って言うけどこりゃ…
「幸せだで----!」
ってなるから。
そして私以上にもっともっと深くまでランナーズハイキメちゃってる人はもしかしたら私のハイも偽扱いなのかもしれない。
何が言いたいのかというと、
現状に満足したらもったいないってこと。
精進あるのみ!私も頑張ります!