齋藤学選手は横浜Fマリノスの看板選手で、中村俊輔選手とのコンビネーションもあり、メキメキその実力をつけましたね。
さて、そんな齋藤学選手はなぜ日本代表に招集されたのでしょう。
また齋藤学選手が日本代表に入ることでどのような化学反応が起こるのでしょう。
そのあたりに注目して今回は記事を書きたいと思います。
齋藤学のプロフィール
身長 169cm
体重 68kg
齋藤学選手の生年月日は1990年4月4日で、2014年現在24歳でまだまだ若い選手です。
小学校から一貫して横浜F・マリノスに在籍しています(最初は下部組織)。
トップチームに在籍したのは2009年ですが、2011年には愛媛FCにレンタル移籍しJ2で14得点をあげています。
2012年にはロンドンオリンピックサッカー日本代表に、2013年には日本代表に初招集されています。
齋藤学の長所
日本屈指のドリブラー
スピードを落とさずに小刻みなタッチで相手を翻弄するドリブルから和製メッシと呼ばれているのは有名ですね。
身長が低い齋藤学選手がFWとして生き残るためには徹底して技術を磨く方法しかありませんでした。結果、幼少期から鍛えに鍛えぬいたドリブルは日本人の中でもトップクラスのレベルにあります。
今の日本代表は細かいパスワークから点を取るスタイルが基本戦術ですので、一対一を積極的に仕掛けていくFWはあまりいません。
しかし、齋藤学選手が入ることで、そこに変化が起きリズムも生まれます。具体的に言うと相手のバイタルエリアでの脅威が齋藤学選手が中に切り込むことにより単純に増すということです。
彼のドリブルはとにかくタッチが多く切れがあります。また、スピードもあるため相手DFは迂闊に飛び込めません。
反町康治の「最後は“愛媛のメッシ”にやられた、という感じです」とのコメントもうなずけます。
ドリブルだけじゃない
齋藤学選手はドリブルばかり注目されますが、その前の動き出しもトップクラスに上手いです。チームメイトに中村俊輔選手がいることで高い次元での飛び込む力が急速に成長しています。
そしてドリブル後のシュートとパスの精度が高いです。シュートはほぼ枠周辺に飛びますし、ラストパスも正確です。
この秘密はドリブルしながらの視野の確保にありそうです。彼はあの驚異的とも言えるドリブルをこなしながら同時に周りも見ているので、一瞬のすきを突いて正確なパスやシュートが出来るのです。
大抵視野を確保するために上体を上げるとドリブルのスピードは落ちるもんですが…凄いとしか言いようが無いですね。
齋藤学の短所
身長の低さを指摘するのは意地悪な気がするのでやめときます。それに彼にはそれを逆手に取った速いドリブルがありますので。
まずはこの動画を見てください↓
これを踏まえて短所はどこかというとずばり左足の能力です。
彼のドリブルは基本右足でタッチしています。右利きなので仕方ないですが、左サイドから右足で切り込んでいってのパスやシュートを得意としています。
しかし、右足だけだとどうしてもリズムが単調になりがちです。彼のドリブルに右足並みの精度の左足の能力がミックスされればかなりレベルアップするでしょう。
そして両足使えることで高いユーティリティ性が得られます。昨今の日本代表では一部の選手以外はユーティリティ性の高い選手が採用される傾向があるので、今後も絶対活きてくるでしょう。
後は綺麗なゴールにこだわらず泥臭い部分を身につけられれば日本を救える和製メッシとなるでしょう。
今回の記事は参考になりましたでしょうか。それでは今日はこのへんで。
