管理人自ら湯シャンを検証 !
この世の中にはいくつのシャンプー、リンス、コンディショナーがあるのでしょう。選ぶ上で高価なものから安価なものまで、それこそ星の数ほどある選択肢の中から選ばねばなりません。
しかしそれらのヘアケア商品が実は頭皮にダメージを与え続けているとしたら…こんなに悲しいことはありません。
そこで今回は巷で注目を集めている湯シャン(湯洗髪)についてご紹介します。
湯シャン(湯洗髪)とは文字通りシャンプーもリンスも使わずお湯だけで髪を洗う方法です。
「え?汚れ落ちなくね?」
「べたつきそう…」
「臭くなりそう…」
そう思ってる方も多いと思います。
そこで今回は肌断食同様、管理人自ら湯シャン(湯洗髪)にチャレンジして効果を検証してみました。

果たして臭くなるのでしょうか。ではいってみましょう。
湯シャン(湯洗髪)のネットでの評判
私が始めるに当たり、もし抜け毛が半端なくなったりフケが大量発生したら怖いので、ネットで情報収集しました(チキン野郎です)。
そして調べると湯シャンをした場合、多くの人が多かれ少なかれ変化を実感しているそうです。そこで書かれていたメリットとデメリットをご紹介します
メリット
低刺激:多くのシャンプーには界面活性剤が入っており、頭皮には多かれ少なかれ刺激を与えてしまいます。湯シャンではお湯しか使わないので低刺激です。
経済的:なにせシャンプーもリンスも要らないのでお金がかかりません。経済面では最強でしょう。
皮脂量の安定:シャンプーでごっそりとられた皮脂を補うために頭皮がせっせと皮脂を出すわけですが、それのバランスが狂うとシャンプーしてるのにもかかわらず頭皮が油だらけになったりします。湯シャンを続けているとどうやら頭皮が必要な分だけ皮脂を出してくれるらしく、常に皮脂量が安定するらしい。また、それに付随する効果として乾燥などの肌トラブルが減るらしいです。
デメリット
スタイリング剤が使えない:さすがにワックス等はお湯だけの洗髪では洗い流すのは厳しいです。男にとってこれはかなりきついって方も多いと思います。
ホコリがつきやすい:シャンプーしてリンスすると髪はサラサラなのでホコリがつきにくいらしく、湯シャンのみだとホコリがつきやすいとのこと。
よく洗わないとべたつく、臭い:特に髪の長い女性でこのデメリットが多く書かれていました。ショートの人に比べて洗い残しの可能性が高くなるそうです。
人に言いづらい:湯シャン=汚い、ケチ、身なりに気を遣っていない、というイメージがあるようで人には言いづらいようです。
以上がおおよそのネット上での湯シャンの評判です。
管理人の髪と頭皮の状態
IMAIMA管理人ふー(20代後半・男)の髪と頭皮の状態は…
髪:長さはミディアムくらいで薄毛は今のところ見られません。抜け毛に関しても一応今日範囲内だと思われます。しかし、最近生え際の髪の毛が細くなって気がして毎日怯えています。湯シャンで元のイキイキした髪に戻れば最高です。
頭皮:冬場でもフケは見られない…がバイクに頻繁に乗っていてヘルメットをとった時にたまにものすごくベタついてる時がある。食事なのか気候なのか…湯シャンの皮脂量安定効果に期待。
IMAIMA管理人ふーの湯シャン(湯洗髪)方法
1:荒めのブラシですく
2:細かめのブラシですく
3:40度くらいのシャワーで洗う。このときにシャワーをあてたまま優しく指の腹でマッサージするように頭皮を洗う。
4:〇〇を用意して△△する。(下の方で説明します)
5:軽く流す。
管理人の湯シャン日記
ここからは、別ブログに書いていた湯シャン日記の要約です。(今はそのブログはアクセスが集まらず閉鎖しました…泣)
1日目:まず湯シャンした感想だけど、小さな頃からシャンプーを手のひらにとり頭につけるという作業がないことにものすごく違和感。洗いあがりは洗えてないような感じがして、これで大丈夫なんかと不安になる。もちろんドライヤーで乾かしてから就寝。朝起きると特に変化はないのだが、いつものリンスをしないため髪にボリュームが出た。
2日目:やはりシャンプーしてた時より皮脂の量が多く感じる。べたつきまで行かないがそれでも普段より油っぽい気がする。気になる頭皮のにおいを指の腹でこすって嗅いでみるといつもよりにおいが多い気がする。これが湯シャン初期のデメリットか。
3日目:昨日に引き続き何とも言えない油っぽさとにおいはある。そして新たに発生したかゆみ。ひどいかゆみはないもののたまにポリポリとかきたくなる。今までシャンプー使ってた用の皮脂量がぼんぼん出されているイメージ。ただにおいもべたつきも予想していたほどひどくない。
7日目:なんだかんだで一週間。ここではまずブラシの大切さを書きたい。ブラシを大小使い分けているのだが、ホコリが結構ついている。これをお湯だけで落とすのはロングの人は厳しいかもしれない。アフロの人が湯シャンしたらホコリはどうなるんだろうか…。どうでもいい。また、痒みは治まってきたが相変わらずの油っぽさとにおいはある。でも予想の範疇で耐えられないほどではない。
14日目:頭が進化している気がする。徐々にかゆみ、油っぽさは減ってきた。においもそれに比例して減ってきたように思う。かつてここまで頭を嗅ぎまくった二週間があっただろうか。最初の一週間は挫折しそうになったが、頑張ってよかった。
30日目:一ヶ月が経った。ここまででわかったことは湯シャンをし始めて髪の毛や頭皮の効果を体感するには最低でも一ヶ月くらいは見たほうが良いということ。まず油っぽさ、ギトギトさは無くなった。さすがにシャンプー&リンス後のさらさら感、風になびく感はないが、こちらのほうが自然な感じで気に入っている。それとともににおいも減った。あの頭特有の臭さみたいなものは長時間ヘルメットを被った後くらいしか感じない。これは今後も続ける価値あり。
38日目:髪が元気になるとどうしてもやりたくなるスタイリング。私が持ってるのは結構固めのファイバーワックスでさすがにこれを湯シャンで落とすのは無理だろうと思ったけど、イベント事だったのでつけてみた。そして感動。髪の立ちが良いのだ。以前より思うように決まる。これは男性にとってはありがたい。その夜シャンプーして調子に乗ってリンスまでしてみた。そこでまた感動。髪がツヤツヤじゃないか。今まで髪の毛を湯シャンしていたおかげとしか思えない輝きに今後も湯シャン継続決定。
105日目:久しぶりの湯シャンレポート。一気に間が空いてしまった。なぜこんなに間が空いたのかというと、特別な変化は見られなかったからだ。ただ、徐々に皮脂やにおいの量も減り今では指でこすったらかすかにする程度で満員電車も怖くない。シャンプーをしていた時は夕方には髪がべたついた感があったがそれも前ほどじゃなくなった。
シャンプーについてはたまにワックスなどのスタイリング剤をつける日があるのでその日にしてる。洗いあがりは素晴らしいの一言。しかし、どんなに多くても月三回以内にとどめようと思う。頭が覚えた適正な皮脂量がまた狂いそうで怖い。
湯シャンは半年以上続けてなんぼという意見もあるので、今後も続けていこうと思う。
以上が別ブログの要約です。
気になる湯シャン(湯洗髪)の現在は?
あれから半年ほど経ってますが、湯シャンが生活に溶け込みすぎてもはや違和感が全くありません。皮脂でのべたつきやかゆみ、においなども問題ないです。においも頭をゴシゴシすれば少しはしますが、シャンプーの時もしてましたし、あの頃に比べるとにおいは減ったように思います。たまに行うシャンプーを低刺激のものに変えたこともあるかもしれません。
ただある種の艶感みたいなものはあります。これが髪本来の健康的な艶なんだと思いますが、CMなどのさらさらで風になびきまくる髪とは違います。説明しづらいのですが、ある程度まとまるけど、決してギトギトではない…という感じです。
湯シャンのべたつき、臭いを抑える方法
湯シャン初期の皮脂量が多く出てべたつきもにおいも気になる時は確かにありました。でも私はある方法を行ってからだいぶにおいやべたつきを減らすことが出来ましたので、紹介します。上記の『IMAIMA管理人ふーの湯シャン(湯洗髪)方法』の「4:〇〇を用意して△△する。」のところですね。
それは、大きなバケツを用意してその中で洗髪する、というやり方です。
詳細な手順は、
1:可能な限り大きなバケツを用意する(最低でも首から上がすっぽり入るほどの大きさ)
2:熱めのお湯(40~44℃くらい)を入れてそこに頭をつける。
3:中で頭皮の油を出すようにマッサージしながら(優しく!)、頭皮と髪を洗う。
4:強めのシャワーで頭を流して終了
※気になる人はシャワーで流した後もう一回バケツで洗うとよく落ちます。
この行程をシャワーで普通に洗髪した後にやるだけで、私の場合はにおいにもべたつきにも結構効果ありました。ブラシで取りきれなかったホコリもよく取れます。ネット上では洗面器とありますが、髪の長い人だと小さいだろうし、後頭部はどうすんだ?ってことでちょうど家にあったバケツ引っぱり出して使いました。
ポイントは大きめのバケツの中で髪が揺らめくくらいつけて洗うことです。私は息を止めてザブンといきますが、苦手な人は部分的につけてもいいと思います。
この方法は別に湯シャンにかぎらずシャンプーの時でも流し残しが無くなって管理人的にはおすすめです。
湯シャンで薄毛は治るか
正直これは人によるかなと思います。薄毛の原因って人それぞれですので、全員に効果があるとは絶対言えません。
ただ、シャンプーなどで頭皮にダメージを与えまくって皮脂の分泌量がめちゃくちゃになってしまったことが原因の薄毛にはおそらく効果があると思います。
管理人は湯シャンを半年以上続けてどうなったかというと、湯シャンにしてからは髪全体にコシが出て太くなりました。
始める前のおでこの生え際は、後退こそしてなかったものの年々髪の毛が細くなっていました。しかし、生え際の赤ちゃんの髪の毛のようなふわふわ髪の毛が、他と比べると若干細いものの普通の髪の毛と言っても差し支えないレベルに太くなりました。
見た目は周りから見て「髪の毛増えたね」って言われるほどではないですが、実感した時は嬉しかったです。
ただ、この髪質の変化を明確に実感できたのは一ヶ月くらい経ってからでした。そのため、湯シャンはやはり最低でも一ヶ月は続けるべきかなと思います。

IMAIMA管理人ふーのまとめ
湯シャンをやってみて私は良かったです。髪は元気になるし、お金はかからないし。
ただ、肌断食の時と同じで最初が一番つらいです。自分は肌断食と同時に始めたので、最初の一週間は自分がこのままシワシワギトギトになるんじゃないかと怖かったです。
でも肌も髪の毛も安定すれば、ああ…そんな時もあったなという感じです。
ここで湯シャン(湯洗髪)の成功の鍵ですが、自分をあまり縛り過ぎないようにしましょう。「明日人に会うけど、湯シャンで大丈夫かな…」と心配するならたまには思いっきりシャンプーしていい匂いにして行っちゃえ!という心の余裕が必要です。
ストレスは美容に一番の大敵です。できるときにできることをのんびりやりましょう。