通勤やレジャーでバイクに乗るという方は多いと思います。
でもそんなバイカーのほぼ100%が悩んでいると入っていいこと…それは髪型です。
ヘルメットをかぶることで、せっかく出かける前に整えた髪型がつぶれてしまうんですね。特に短髪の方はぺったんこになります。
職場についてからも髪型が治らない…ツーリング途中の休憩時間や食事時間が恥ずかしい。そう思ってる方も多いと思います。
私IMAIMA管理人もいつもそんな悩みと戦っていました。そしてありとあらゆるワックスやスプレー、はたまたシャンプーやリンスまでこだわってどうにかできないものかと試行錯誤してきました。
そして得た検証結果は結構な量です。我ながら頑張りました。
今回はそんなヘルメットをかぶっても髪型が崩れない方法のご紹介です。いってみましょう。
髪型が崩れる原因は何か
バイクに乗った場合の髪型の崩れで気になること1位は、つぶれではないでしょうか。他にも風による襟足のはねや分け目のずれなどありますが、やはり一位はつぶれだと思います。
この髪型のつぶれの原因となっているものはズバリ水分です。人間は体温調節のため常に汗をかきます。それは頭も例外ではなく、ヘルメットの中で汗をかいています。特に夏場などは尋常では無いほどの汗をかきヘルメットの中はサウナ状態といっても過言ではありません。
この汗の蒸れによる水分こそが髪型のつぶれの原因であり、攻略しなければならない最大の敵です。
これから順を追って対策を説明していきます。
なによりまず洗髪!
今日は楽しみにしていたツーリング、出発は5時だから4:45に起きればいいか…
ダメです。
まずいつもより早く起きて頭を洗います。
水分と同じくらい頭をつぶしてしまうもの…それは皮脂です。皮脂があるとベタベタして髪が根元から立ち上がりません。
徹夜明けとか髪型ぺったんこになりますね。あれです。
ということでヘルメットをかぶる前は必ず頭を洗って余分な皮脂を洗い流してください。通勤の方はさすがに毎回洗うのは厳しいと思いますが、ツーリングやデートの時などはぜひ洗いましょう。
「自分は猫っ毛で何やってもだめなんだよ」という方は少しでもシャンプーやリンスを工夫しましょう。
女性用で多いふにゃふにゃさらさらになってしまうシャンプーやリンスはあまり使わないほうがいいです。昔ながらの無添加のものとかだと結構固くなりますのでおすすめです。猫っ毛で毛が細くもともとぺたんこになりやすい人はリンスなしでもいいでしょう。
とにかく余分な皮脂を落とすことが最初の一歩になります。
乾かす!とにかく乾かす!
よくワックスは髪が半濡れ状態の時が一番なじみやすくイメージ通りに決まる!と言いますが、バイカーにこれは当てはまりません。徹底的に乾かしてください。
なぜかというと、ワックスと水分が混ざり合ってしまうとたしかに髪に馴染みやすいのですが、水分が蒸発しにくく完全ドライ時に比べ圧倒的に蒸れやすくなります。そしてそれが乾く頃というのはちょうどヘルメットをかぶってる時間なので、ヘルメットに潰れたままの状態でワックス効果で髪型が固まってしまいます。
最終的にヘルメットをとったらベタついてギラギラのぺったんこ頭が出来上がるわけです。
それだとワックスは逆効果なのでまずは徹底的に乾かしましょう。
効果的なドライ方法
効果的なドライの方法ですが、自分の理想の髪型に近づけるようにドライヤーとブラシを使ってください。
わかりやすい例だとリーゼントの人はドライ時に耳の上を押さえつけるようにブラシで後ろに流してください。またトップにボリュームを出すためにブラシで浮かせるようにしてください。もちろん鏡を見ながらです。
そして多いのが温風しか使わない方。これはNGです。髪というものは温風の後冷風を使うことで定着します。温風を当てながらブラシを駆使しここで固まってほしいというところで冷風を当てます。これをするとしないとでは仕上がりが大違いです。
少し時間を置く
よし!ドライは完璧だな!じゃあワックスでも…
ちょっと待って下さい!
ここで少し時間を置いてください。
なぜかというと先程温風を当てたことで頭皮が汗をかいています。また洗髪はお湯ですることが多いのでドライ後はどうしても汗をかいてしまいます。少し時間を置きましょう。時間を置いて頭皮付近を指で触ってさらっさらの状態になったらOKです。
せっかちな人は先程の冷風を髪型が崩れない範囲で当てたり、クーラーMAXにしたりしてください。
ワックス選びと付け方
これは髪型にもよるのですが、男性で短髪の人なら必ず固めのワックスを使ってください。できれば艶があまりないタイプのものでファイバー系がおすすめです。
なぜマットで固めのものをチョイスするかというと、柔らかいワックスだとヘルメットの圧に負けるからです。負けるとワックスの油分だけが残りただのギラギラ頭になってしまうので固めをおすすめしています。艶なしの理由はヘルメットの中は蒸れて皮脂が出るため放っといでも艶が出るからです。
ロングヘアーの人も普段よりも固めをおすすめします。ただ女性などは髪型うんぬんより長時間風にあたることでの傷みのほうが気になると思います。そんな人は傷まないクリームなどをつけるのもいいでしょう。
ワックスの付け方はは少なめです。まずはごく少量、いつもの1/5くらいを薄く手に馴染ませて(馴染ませるときは指の間までしっかり馴染ませましょう。)、全体につけていきます。
本来全体につけるとべたつくので毛先につけるほうがいいのでしょうが、それだとヘルメットの圧に負けます。
薄く少量のワックスを全体に付けた後に毛先に毛束感をつけるなど遊びましょう。

ハードスプレーで固める
ワックスだけで終わりじゃありません。ワックスだけだとやはりつぶれてしまいます。そこで登場するのがハードスプレーです。
それも買える範囲で一番固いやつを買ってください。最強のものです。できればあまり艶が出ないものがいいですね。
それを出来上がった髪に噴射するのですが、ここで注意!
自分が思ってるより遠くから噴射しましょう。近いと固め方にムラができてしまいます。
そしてここからが大事です。
今アナタにはさっきワックスをいじっていたベトベトの手があると思います。そこにハードスプレーをかけてください(至近距離でやるとやけどする恐れがあるので痛くない範囲で遠ざけてください)。
さっきよりワックスがスプレーの液で緩くなると思います。それを一気に揉み込んで馴染ませて頭につけていきます。
私は根元からぐっしゃあいっちゃいますが、毛先だけでもいいかもしれません。このあたりは髪型や毛量、毛質によっても違うとと思うので何度か試していい塩梅を見つけてください。
先程、ワックスを少なめにつけたのはこのワックス+スプレーを後でつけるためです。
これで髪型づくりは終了です。
また時間を置く
ここですぐヘルメットをかぶってはいけません。ワックスやスプレーの中の水分が馴染んで乾くまで待ちましょう。ちなみに理想は30分以上です。
さすがに毎日の通勤でこれは厳しいという人は、朝起きたらまず最初に髪型をつくりましょう。そしてそれから朝食や準備をすればそのうちに髪とワックスやスプレーがいい具合に馴染みます。
時間置いたらヘルメットを決まって欲しい髪型になるよう優しく真上から被ります。フルフェイスの人はかなり力を入れて広げながら被りましょう。この被り方でぺたんこになった時の髪型が決まりますので慎重にいきましょう。
ヘルメットをとったら根元に空気をあてる
休憩や食事、または目的地に着いてヘルメットをとったらおそらく髪はヘルメットの圧でつぶれているでしょう。
そのときは焦らず両手で優しく根元から髪を立ち上げてください。
ヘルメットをかぶったことで髪の外型はつぶれ内側は蒸れている状態です。ヘルメットをとったらすぐさまその内部の蒸れを取り除き髪型をリセットする必要があります。
私はこの時かなりぐしゃぐしゃやります。なかなかつぶれが治らない時は前屈状態で頭を下げて重力の力を借りながらぐしゃぐしゃします。
立ち上げた後は結構爆発状態になりますが、その後整えるとあら不思議。つぶれがいくらか解消します。
さらにその上を目指す方へ
今日は彼女と初タンデムツーリング、髪型が崩れるのは絶対に嫌だ。そんな方は走り方を変えましょう。
具体的にどんな走り方かというと、髪型をつくり走りだした最初の一時間はこまめに休憩をはさむという走り方です。
これは走りだしてすぐは時間を置いたとしてもワックスやスプレーの水分が乾ききっておらず、潰れた状態で髪型が固まってしまうからです。
最低30分、理想は20分に1回くらい止まってヘルメットをとり先ほどの髪を根元から立ち上げる方法でリセットします。
これをやるのは正直面倒臭いのですがかなり効きます。最初の一時間我慢したら後は通常の走り方で大丈夫です。
逆に絶対やってはいけないのが、最初に走りだしてから2、3時間走りっぱなしです。これをしてしまうと髪型の復帰はかなり難しくなります。
その他の失敗パターン
■べたつく
ワックスかスプレーどちらかもしくは両方多くつけすぎの可能性があります。あくまで髪型はドライヤーでつくるイメージでワックスやスプレーはおまけぐらいに考えましょう。
■白い粉がつく
最近はスプレーで白い粉が出るものは減りつつありますが、それでも出てしまったとしたらスプレーが多すぎるか近すぎる可能性があります。自分から遠ざけてむらなく噴射しましょう。
■分け目がずれる
これはヘルメットにもよりますが半ヘルの人はずれやすいです。フルフェイスだと分け目そのままでつぶれるのですが、半ヘルはフルフェイスなどに比べ、がばがば浮くものが多く向かい風が容赦なく頭皮に入り込みます。そのため分け目は5:5になってしまうことが多いです。
解決方法はせめてジェットヘルメットにしましょう。シールド付きが望ましいです。そして7:3にしたい人はそのまま上からぐっと被ってあご紐をしっかり締めます。そうすることで浮きが緩和され、分け目がズレずにすみます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私のバイカーのためのバイカーにしかわからない髪型の維持の秘訣でした。
上記の方法が自分がいままであれこれやって行き着いた結論です。
ちなみにえり足のハネだけはワックスやスプレーを使っても厳しい物があります。しかしハネは頭頂部のつぶれに比べそこまでスタイルにおかしさがないかなと思います。
また外ハネは上記のやり方でワックスやスプレーを使えば少しは緩和されるのとヘルメットを脱いだ時にガシガシすればいくらか治まります。
バイクにはかっこよく乗りたいですよね。バイクだけかっこよくて乗り手がダサい…そんなふうに思われないように今日からぜひやってみてください。
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