いつも何気なく切っている爪ですが、みなさんは正しい爪の切り方を知ってますか。爪というのは手についてます(当たり前…)ので実はすごく他人の目に入りやすいんです。
女性は、ネイルアートをしている方も多いですが、地爪が綺麗なほどネイルアートも捗るし、正しい爪の切り方で巻き爪のリスクを回避することができます。
また、男性は顔とか髪は手入れしてても爪をおろそかにしている人が多く、またその爪に生理的な嫌悪感を抱く女性も少なくありません。
正しい爪の切り方、手入れの仕方を修得するだけで手軽に清潔感と好感度を上げることができるので、この機会に正しい爪の切り方を学びましょう。

意外と知らない正しい爪の切り方
はじめに:爪ってなんぞや
爪はタンパク質の一種で指先の角質が硬くなってできた皮膚の付属器官です。生きている細胞と思われがちですが、爪は根本から押し出されてきており、先の方は実は死んだ細胞の集まりなのです。
なんでこんなものがついてるかというと指先を保護し、物をつかみやすくしたり、指先の微妙な感覚を伝えるためです。足に関しては、体重を支えたりとその役割は重要です。
また、爪で健康状態を見ることもできます。
ピンク色でツヤがあれば健康。白色や、黄色、黒褐色になった時は最悪血管の病気の兆候だったりするので注意が必要です。気になった人は、自分の体調の具合と合わせて病院で診てもらいましょう。
健康と深く関係している爪には過去の健康状態が記録されています。過去体調が悪かった時期があると横溝や陥凹ができていたりします。ちなみに縦溝は年齢とともに増えていくのであまり気にしなくてもいいそうです。
管理人ふーは小さい頃から縦溝すごいです(病気か?)。
爪を健康に育てるために
爪を切る前にまずは、爪を健康に育てましょう。健康な爪とはそれだけで美しいものです。逆にどんなに手入れしても元の爪が不健康だと求める美爪には届きません。
爪を美しく育てるためには爪に良い物を摂取して、人間本体が健康になることが重要です。
爪の主成分であるケラチンを得るために動物性タンパク質がまず必要になります。それと同時にビタミンA、B、Dを摂取しましょう。うなぎとかレバーなんかおすすめですね。
食べた翌日から爪に変化が出るかというとそうではなく、上記の通り爪の先は死んでいる細胞なので、根本から全て生え変わるまでは実感できません。爪は10日に1mm伸びるので3~6ヶ月は我慢ということになります。
管理人的には、爪を健康にするためにレバー食べるぞ!とかはしんどいので、他の健康食品やダイエットなどと合わせたりして摂取するほうがいいと思います。
また、鉄分と亜鉛が少ないと爪はもろくなってしまいます。
お酒を飲むと亜鉛が失われますので、強い爪を作るためにも大量のアルコール摂取はせず、鉄分もしっかり摂ってください。
こうして見ていくと美しい爪になるための栄養素ってそのまま冷え性対策に当てはまりますね。全人類冷え性時代と呼ばれる現代ではやはり鉄分は大切ですね。
最後にその血流の栄養分が爪の根元にきちんと行き渡るように甘皮周囲をくるくるとやさしくマッサージしましょう。血行が良くなり爪がイキイキします。
そして爪の最大の敵…それは乾燥です!
爪は乾燥すると著しく強度が低下します。この乾燥させる最も多い原因が洗剤です。家事をすると絶対に避けては通れないこの洗剤は、爪を乾燥させて脆くしてしまいます。気になる方はゴム手袋をしましょう。何度も言うようですが、爪の先の細胞は死んでますので、一度乾燥してザジザジになった爪は生え変わる以外元には戻りません。注意が必要です。
もっと守りたい!って人は、市販で爪の保湿のためのクリームなどが売られているので、それを使って乾燥を防ぐのもいいでしょう。
爪の正しい切り方
ここからが本題です。爪の正しい切り方です。
ここで、皆さん一度理想の「爪」を頭に思い浮かべてください。
…浮かびました?
ここで、その思い浮かんだ爪の先端が半円状に丸かったり、指先の皮膚より短かったりしたら、それは間違った爪のイメージです。
爪は丸く切ってはいけません。丸く切ると端の方がどんどん巻き込んでいき俗にいう巻き爪の原因になるからです。
また指先の皮膚より短い人は深爪です。管理人は深爪大好きなんですけど、これはOUTです。
なぜ深爪がいけないのかというと、爪を深く切ると指の先端の皮膚が露出します。指先は常に負荷のかかる部分なのでその露出した皮膚が圧迫され、爪の正常な成長を妨げてしまいます。
行き場の無くなった爪は、変形しながら指の肉に食い込んでしまい、結果巻き爪になるというわけです。
理想的な爪の形は四角形です。真横にきるイメージで、その後角を少しならします。
注意)上の図で2番は角を切るという意味ではなく鋭利で危なそうならヤスリで少し削るということです。
爪切りの道具について
爪を切る道具ですが、よくあるタイプの爪切りを使わないでください。
なぜかというと、普通の爪切りで切ると細かいヒビがたくさん入ります。爪はミルフィーユ上になっているため、ここから避けたり割れたりすると二枚爪の原因になります。
何を使うかというとエメリーボードなるものです。これは早い話爪にやさしいヤスリです。こまめに削る必要がありますが、爪に負担をかけないので女性は持っておくといいでしょう。
管理人はそこまで必要ないので、爪切りニッパーなるものを使っています。これは美容のためというより使い勝手がいいから使っているという感じです(高いやつほどいいです)。究極を目指さないで、手軽に切りたいって人にはお勧めです!
甘皮はどうしたらいい?
甘皮は本来爪を保護するためのものなので、全部取るのは論外です。爪と皮膚の間から雑菌が入り炎症を起こしたら美爪うんぬんの話ではなくなってしまいます。
しかし、甘皮はありすぎると爪の水分を奪ってしまうため、定期的なメンテが必要です。
先程も書いたとおり甘皮は無くてはならないものなので、切ったり削ったりはしません。どうするのかというと甘皮を皮膚側に押しやります。押し上げるといったほうが正しいかもしれません。
それでは手順です。
【甘皮のケア手順】
1:キューティクルリムーバーを甘皮に塗り、よくマッサージをします。(無ければ顔やボディ用のピーリング剤やハンドクリームでも代用できますが、購入をすすめます)
2:ぬるま湯で3~5分ふやかします。
3:オレンジウッドスティックにコットンを巻きつけたものを作ります。オレンジウッドスティックは専門の道具になりますが、これが甘皮を押し上げる道具になりますので、ぜひ用意してください。ほかのでやってみようとして失敗すると悲しいです。
4:3で作ったものでゆっくり徐々に押し上げていきます。急に押し上げると甘皮が壊れます。
5:その後ガーゼを親指に巻いて押し上げた際に出てきた角質を取り除きます。
6:これを10本の指に施したら完成です。
甘皮処理をすると見た目が全然変わります。うまく処理できると感動モノです。
最初はうまくいかないと思いますが、練習すれば上手くなりますのでチャレンジしてみてください。
管理人ふーのまとめ
ここでは最低限の事しか書いていませんので、知ってる方も多かったのではないかと思います。しかし、男性は、「爪なんて邪魔になったら切ればよくね?」って思ってる方も多いので基本的なことをおさらいしました。
私は昔から深爪が好きで今も指先から1、2ミリは深爪です。幸い巻き爪にはなっていませんが、今後これを続けていった際どうなるかわかりません。またそれを知りながらもやめられるか自信がありません…。
なんか爪が長いと落ち着かないんですよね。手を洗っても洗った気がしないというか。
ちなみに今回は触れませんでしたけど、ネイルアートについて。これは正直私の今の知識では語れない世界の話なので、いつか勉強したら記事にしようと思います。
そういえば、ネイルアートで思い出しましたが、先日友人とご飯を食べていてその話になりました。
そんな彼は女性のネイルアートも無理だし、化粧濃かったりも嫌なのだそう。つけまつげももちろんNG。
じゃあどんなのがいいのかと聞くと、理想はTシャツジーンズだけでキマる人が好きなのだそう(贅沢!)。すっぴんでも全然いいし、一緒に暮らしたらどうせすっぴん見るじゃんと…化粧のために待たされるのは嫌だし、ネイルアートは家事してないってことを自らアピールしてるようなもんだとも…
聞いていて、これぞ男脳であり、同時に男と女の永遠に埋まらない溝だと感じました。
女性は怒るかもしれませんが、男性はナチュラル○○が好きですからね。こればっかりは仕方ないのかな…とも思います。
関係ないですが、以前友達に化粧に3時間かかる女の子がいてびっくり!9時出勤で4時半起きだということを聞いて泡吹きました。
女性は大変です…
