コミュニケーション能力を養おう
コミュニケーション能力というと大げさですが、要は相手を嫌な気分にさせずに仲良くなりましょう、ということです。
そのためのコミュニケーション能力向上のためのポイントを紹介していきます。
会話はやはりキャッチボールである
これはよく言われることですが、私もこれは基本中の基本だと思っています。
先日ファミレスであるカップルが隣のテーブルで食事をしていたのですが、女性がマシンガン、いやガトリングガンの如く一方的に喋り続けていました。
それに対し男性は「うん…」「そうなんだ…」「すごいね…」……声ちっさ!
これをキャッチボールで例えると女性が脇にボールかごを置いて豪速球を男性に向かって連続で投げ続けているのと同じです。しかもめたらやったら投げるもんだから、男性のミットにかすりもしてません。男性は投げ返す意欲を失い、もはや球拾いと同じです。
これでは会話は成り立ちません。
相手の球威を見極めて適切なボールをちゃんとミットを狙って投げましょう。
具体的には声のトーンや口調、姿勢などを合わせるということです。
また、何気ない会話からスタートして徐々に肩をあっためることも会話を充実させるポイントです。
一つのテーマを終わらせてから次のテーマにいこう
仲が良い人と会話をする時、頭の中を一度にぶちまけるようにいろんなテーマで話してしまう人がいます。
これでは相手は戸惑ってしまいます。一つのテーマできちんとキャッチボールを終えてから次のテーマに移りましょう。またあなたの持ちだしたテーマなら次は相手のテーマで話す余裕もほしいところです。
個人的には愚痴なんかはこの傾向があると思います。いろんなことを一度に吐き出してしまうので、支離滅裂になり聞いてる方としてはどこに反応していいのか迷います。
同情はやはり癒やされる
辛かった話をしているときというのは大抵の人は心の何処かで同情してほしいと思っています。
男性と女性の会話でありがちなのが、女性が愚痴を言った時に男性がその解決策を理論的に提示してしまったり、自分のほうがもっと辛いと愚痴の言い合いになったりすることがあります。
このような話し方では女性はちっとも癒やされません。
「それは大変だったね、辛かったでしょう」と静かに聞いてあげてください。こうすると話し手はまたあなたと会話したいと思うはずです。
会話の内容で口を挟みたくなることがあってもそこは我慢です。

聞き上手最強説
上の同情でも少し触れていますが、聞き上手になると愛されます。
これは人間は基本自分のことを理解してほしい生き物で、自分の気持を相手に伝えることが好きだからです。
しかし、この聞き上手になるにはただ相槌を打って聞いていればいいというわけではありません。相手が気持ちよく話せるようなスキルがないと真の聞き上手とはいえません。
具体的には、相槌は肯定的にしながら、常に教えてもらうんだという姿勢でいましょう。間違っても自分が解決してやるんだと会話を遮ってはいけません。
そして相手の感情と鏡合わせのように自分の感情を相手に合わせてください。相手が怒ってる時には一緒になって怒り、逆も然りです。
そして聞き上手になるための最大の難所は相手を褒めることです。
これのさじ加減が非常に難しい。
よくその手の本ではたくさん褒めましょうって書いてありますが、やり過ぎると媚びを売ってるようにしか見えず、また本人もいい気はしないでしょう。
また褒めてる自分に酔っている人もいますが、端から見るとただただ滑稽です。
私はどうしてるかというと、本人と話していて本当にすごいと思ったり、褒めたいと思った時に可能な限り具体的に褒めるようにしています。
「君の活躍すごかったな」ではなく「君の8回のホームランでそれまで沈んでいたチームが一気に活気づいたよ。あのフォークを狙い打った君にあのときばかりは鬼監督も手を上げて喜んでいたよ。」と思っていることでいいので具体的に相手を褒めましょう。
女性は聞き上手になることで、周りからも誘われやすくなります。

上級者向けコミュニケーション術
会話は一対一とは限りません、複数の時もあります。まぁ会社の飲み会なんて大抵複数ですよね。そんなときに自然とよく話す人とあまり話さない人が出てきます。これはこれで悪くはないのですが、やはりみんなが会話に適度に混ざることでより充実した時間を過ごすことができます。
そこで皆が会話に参加できるように、あまり話さない人に会話を振ってください。
「そういえば、この前○○さんも同じようなことがあったって言ってたよね」
「〇〇さんはそういうの得意そうだよね」
などと話を振りながら、会話をまわしていきます。
これは上級者テクニックです。なぜ上級者なのかというとやりすぎると仕切り屋だと思われて逆に印象を損ねかねないのと、頑張っているのが周りに伝わるとあまり喋らない人が気を遣うことになります。
あくまで自然に程々にです。
ただ、このテクニックを身につけると周りから一気に信頼を得られるようになります。会話を回せる人は全体が見えている人なので、他にもいろいろと気遣える人になるからです。
最終奥義、そのうえで話し上手になる
これはなにも爆笑する話をしてくださいというわけではなく、相手が聞いていて面白いと思えるような話をしましょうということです。
これには、会話中に頭の中で話を構成して、それを適切なタイミングで話さなければなりません。
個人的には話が長くなると相手を退屈させてしまうので短い文章で構成するほうがいいと思います。
また、難しい単語も避けてください、知識があることをアピールし、専門用語を使うと相手はわからなので退屈ですし、思いやりが無い人だと思われてしまいます。
やり方として
大きな声は出さず、雰囲気柔らか目で少しジェスチャーを加えながら、素人にもわかりやすく話すのです(多い!)。
また声のトーンを変えながら緩急をつけたり、オチをつけたりと、やることがたくさんありすぎて、突き詰めていくと非常に難しい。
最終奥義とはそういうことです。
管理人まとめ
自分の会話を客観的に捉えることはなかなかできません。
しかしいきなり最終奥義を狙わず身近にいる人をよく観察したり、上記に上げたことを一日一個気をつけるだけでだいぶ変わると思います。
自分と会話する限り相手には嫌な思いをしてほしくない、これは優しい考えです。この記事を読んだ方はそういう優しい考えを持った人だということです。
聞き上手は褒め上手、褒め上手は話し上手、話し上手は相手を思いやれる人です。
奥さんや旦那さん、職場の人や友人たちとの会話でぜひチャレンジしてみてください。