今や日本代表には欠かせない存在ですね。
今回はそんな今野泰幸選手に注目した記事をまとめてみました。
今野泰幸のプロフィール
生年月日は1983年1月25日です。(2014年6月で31歳)
サッカー選手としての旬は過ぎたかと思いきやまだまだ現役バリバリです。
生まれは宮城県仙台市でサッカー強豪校の東北高等学校出身です。そこでは宮城県選抜にも選ばれています。
小さいイメージもありますが、身長は178cmです(世界基準では小さいか…)
体重73kg
コンサドーレ札幌→FC東京を経て2012年にガンバ大阪に移籍しています。
ポジションは日本代表ではセンターバックですが、ボランチでの活躍も多くそのボール奪取能力はすさまじいの一言です。
今野泰幸選手の長所は
常人離れした嗅覚
何と言っても今野泰幸選手の長所はそのボール奪取力である。
リーグ内でのボール奪取率は常にトップクラスであり、その能力はザッケローニ含め過去様々な監督から絶賛されている。
そのボール奪取を支えているのが、先読み能力だ。
今野選手はポジションニングが非常に優れた選手です。これは他の日本代表のセンターバックと比べてもずば抜けているといっていいでしょう。
優れたポジションニングの秘密は相手とのマークの距離感を常に微妙にコントロールすることにあります。
ボールホルダーのパスコースを限定させ、罠を張ったコースにボールが出た瞬間、いや出る前から猛スピードで動き出しボールを奪取します。
その嗅覚は野生動物を思わせます…笑。
その作業を猛スピードで動き回るFW陣相手にセンチ単位で行える視野の広さと終始それができる無尽蔵のスタミナが並外れているため日本代表で不動のセンターバックの地位を築いているというわけです。
ユーティリティ性の高さ
今野泰幸選手をあまり知らない人はセンターバックのイメージが強いかもしれませんが、ボランチとしても活躍しています。
ボランチに求められる能力はセンターバックより多岐にわたります。ボール奪取はもちろん攻撃の起点や試合のコントロールなど、要するにオールラウンドなプレーが求められるわけです。
足元の上手さ、パスの正確さ、キープ力といえばわかりやすいかもしれません。今野選手はこれらの能力を高いレベルで持ち合わせています。
高いユーティリティ性…それは様々なフォーメーションが展開される現代サッカーにおいて、縦横無尽に動き回る相手FW陣を封じ込めるためにはなくてはならない能力なのです。
無尽蔵のスタミナとファウルの少なさ
今野泰幸選手のスタミナは日本代表でもトップクラスでしょう。長友選手に負けないくらい、というとわかりやすいかもしれません。
その動き方は悪い言い方をすると『地味』なのであまり気づかれませんが、正確なポジションを維持するために常に長い距離を動き回っています。
また、スタミナが切れることがないので集中力も切れずに常にプレーが安定しています。
そしてその恩恵として今野選手はファウルが少ないです。
これはスタミナが切れないことに加え前述した先読みが優れているので、球際であまり遅れることがありません。
また体の入れ方も絶妙なので(これは本当に感動モノ!)結果ファウルになりにくいのです。
サッカーにおいてセットプレーからの失点は大きいので、単純にファウルが少ないことは失点される機会が少なくなり勝つ可能性が上がるというわけです。
今野泰幸選手の短所は
フィジカルの弱さ
これはどうしようもないことですけどね。まだJリーグでは先読みのDFで対応できていた場面もW杯で世界の個と戦うには正直体が小さすぎます。
体のぶつかり合いでは負けなくても(体幹は結構強い)、高さでは如何ともし難い差があります。
吉田麻也選手と組んでる理由の一つにそれがあります。二人で短所を補う形で今の日本代表は守られてるわけです。
ただ、相手FWが高い選手ばかりのコーナーキックなどはやはりひやひやします。
先読みの代償
今野選手はフィジカルの弱さを補って余りある先読みの鋭さがあります。
しかしその代償として、それがはずれタイミングをずらされた場合は一気にピンチになります。
他のDFも多かれ少なかれこの傾向はあるのですが、W杯では先読みに頼る比率が上がりますので、それが抜けた時は心配ではあります…。
特にガンバ大阪に移籍してからの今野選手にはしばしば見られたので短所とさせていただきました。
管理人ふーのまとめ
今野泰幸選手の先読みで相手をコントロールする能力は間違いなくトップクラスです。
またそれこそが身長も低く体も小さい日本人のDFが海外で生き残る道でもあります。
今野選手の本当の凄さってTVに映らないところでやってたりするので、地味に見えるかもしれませんが、実は陰で日本人ばなれしたこと平気な顔でしてます。
私はいつもTVの端っこのほうの切れるか切れないかのところのDF陣の動きを見てさすがやなぁ…なんて思ってます。(管理人ふーは元サッカー部でセンターバックでした…弱いがな!)
サッカー好きはその優れたボール奪取だけでなくそこまでの過程を楽しんではいかがでしょうか。
