ヒアルロン酸の化粧水は肌に吸収されない?なら角質のバリア目的で!

スポンサーリンク

 

ヒアルロン酸 塗る 飲む

ヒアルロン酸効果の真実とは

一時期のヒアルロン酸ブームから少し落ち着きを取戻した感じはありますが、それでもヒアルロン酸の人気はまだまだ健在で薬局でもヒアルロン酸の文字が目に入ることも多いですね。

安いものは値段も手頃でついつい手にとってしまいたくあの商品達。実際売れているのか化粧水コーナーには棚のかなりの部分陣取っているところもあります。

しかしそもそもヒアルロン酸ってどういうもので肌につけるとどうなるのか。一部では意味が無いなんて言われているけど全く効果が無いものなのか。肌は保湿すればするほどいいのか

今回はそのあたりを掘り下げていきたいと思います。

 

 

スポンサーリンク

そもそもヒアルロン酸とは何か

 

ヒアルロン酸とはでたんぱく質と結合する性質を持つムコ多糖類のひとつです。ねばねばしてるのが特徴でその保水力は1gで6Lの水を保水できると言われています。

その保水力とゲル状の粘りから人間の体では関節の中の関節液、関節軟骨、眼球の後ろの硝子体、臍の緒、皮膚などに含まれクッションの役割を果たしたり衝撃を和らげたり、みずみずしい肌を保ったりと人間の体には欠かせないものになっています。

しかし、このヒアルロン酸は老化とともに減少していき、特に30代からは一気に減っていきます。40代で赤ちゃんの半分、60代では1/4になるそうです。ショッキングですね。

ヒアルロン酸が減ると…

 

■肌にみずみずしさがなくなりシワやたるみが増える

■老眼や眼精疲労になりやすくなる

■関節の機能が衰える

 

美容だけではなく人間が生きていく上でヒアルロン酸はなくてはならないものなのです。

 

 

化粧水と乳液の違い

まずヒアルロン酸配合の化粧水の話にいくまえに、肌に吸収されるのはどういう化粧水なのか説明します。

顔に化粧水や乳液を塗る場合、水溶性か油溶性によって役割が変わってきます。

化粧水に多い水溶性のものは角質の下の真皮や体の内部にはほとんど届きません

逆に乳液などに多い油溶性は角質を通り抜けて真皮やその下まで浸透していきます。これを「経皮吸収」と言います(だいぶ簡略化して書いてますが)。

つまり一般的に多くの化粧水は角質の保水、乳液はその奥に届かせる役割を担っています。美白成分配合のものやシミ消しなどはドロッとしているのはそのためです。

ビタミンC誘導体の種類別効果と考えられる副作用
ビタミンC誘導体って一体何? 化粧品の裏を見るとカタカナの〇〇酸とか〇〇Naとか正直なんのこっちゃわかりませんよね。でも表にビタミンC誘導体って書いてあってなんだか良さそう。ぷるぷるお肌で美白効果もあるなら買っちゃおう!という人も...

 

ヒアルロン酸を塗るとどうなる?

 

肌に直接ヒアルロン酸だけを塗るというのは現実的ではありませんので、ここではヒアルロン酸が配合された基礎化粧品を顔につけた場合の話をします。

まずヒアルロン酸は分子量がでかい。とてつもなく。普通の高分子ヒアルロン酸では5000くらいです(この際単位は気にしなくてOK)。

真皮以下に浸透する経皮吸収される大きさは500です。10倍…!

ヒアルロン酸でかすぎて入らないよ…となります。そこでヒアルロン酸を小さくしたナノ○○やスーパー〇〇などが出てきます。

その分子量は500に近い数字にまでなっているようで開発陣の努力には頭が下がります…が、私には疑問が2つあります。

 

■低分子ヒアルロン酸をうたう化粧品の中には水溶性のものもあること。

■ヒアルロン酸を低分子化させたところで、高分子状態の優れた保水力を真皮やその奥で発揮されるのか(再合成されるのか)ということ。

 

私の考えではヒアルロン酸を角質の奥に浸透させなおかつ優れた保水力を期待するのは現時点では難しいのではないかと思います。水溶性のものは言うに及ばずですが、そんなに都合よく肌の奥で高分子ヒアルロン酸と同じ機能は得られないと思います。

しかし、じゃあ「ヒアルロン酸いらね」とするには気が早すぎます。

ヒアルロン酸自体には優れた保水力があることは疑いようがありません。

だからこそ角質に馴染ませれば角質のバリア役として一定の効果は期待できます。

実はこんなことを書きながらも私も以前までヒアルロン酸配合の化粧水やらを使っていたことがあります。

私はバイクに乗るのですが、バイクに乗ると顔がものすごく乾燥して汚れます。乾燥肌ですので長距離ツーリングなんかは特に辛かったのですが、出かける前にヒアルロン酸配合の化粧水と乳液をたっぷり塗って汚くなったらヒアルロン酸化粧水をコットンやティッシュにつけて顔を拭くだけでだいぶ顔の防御ができました。

要は使い方だと思います。角質のバリア目的ならオススメです。

 

 

ヒアルロン酸をどうしても肌の奥に浸透させたい

せっかく買ったヒアルロン酸配合の化粧水。有効に使いたい、できるだけ肌の奥に浸透させたいという人に効果的な塗り方を説明します。

それは肌をふやかすことです。

お風呂あがりに化粧水の浸透が良いのは肌がふやけ角質の水分量が増えバリア機能が一時的に低下するからです。この瞬間を狙ってヒアルロン酸配合のものをローションパックすると入っていきます。

ローションパックにはいろいろ方法がありますが、要は蒸発させずにふやかしてガンガン浸透させればそれで大丈夫ですので自分にあったやり方でどうぞ。

肌のふやかし方は蒸しタオルでもスチームを使うとグッドです。

化粧水は値段で効果が本当に違うのか管理人が検証してみた!
この世の中に化粧水はそれこそ星の数ほどあります。そしてその化粧水の値段たるや本当にピンきりで、高いものになると数万円しますね。 しかし果たして値段でそこまでの違いがあるのでしょうか。 経済的な理由から高い化粧品を買う人はずっ...

 

ヒアルロン酸の吸収させ過ぎに注意!

このふやかしローションパックはヒアルロン酸に限らずやり過ぎに注意しましょう。

やりすぎると角質のバリア機能が低下することがあります。そもそも角質はバリア機能を維持するために一定量の水分を蒸発させ表面に近い角質を強固なものにしています。

しかしローションパックなどのやり過ぎで過剰に水分を含んだ角質は弱く乾燥や汚れなどから守ることができず肌トラブルになります。

ピーリングもそうですが肌本来が持つ回復力や蘇生力、バリア機能を落としてまで保湿する必要はありません。

私も実際それらのことに気づいた後、半分実験で肌断食を始め肌の機能アップを実感しました。

なんでも身体と相談しながらほどほどが一番ということでした。

スキンケア美容
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
投稿者『藤』をフォローする
スポンサーリンク
IMAIMA
タイトルとURLをコピーしました